ポスティングした後、効果は出ているでしょうか。
また、その効果を正確に測れていますか?

チラシを配布してからの所感としてよくあるもの

・チラシを配布してから、なんとなく問い合わせが増えたと思う
・チラシからの問い合わせはなかったが、予約は増えた
・いつも予約はきているけれど、チラシの効果だったのかどうかはわからない
・ポスティングから反応なんて取れないと思っている

ポスティングしたまま効果を測定しないのではポスティング料金が無駄になってしまいます。
無駄にしないためには、Google Analytics(グーグルアナリティクス)を活用するのがおすすめです。

今回はポスティングをされている方が疑問に思うことが多い、ポスティングの効果測定についてご紹介します。

ポスティングからの反応を数値化することによって、次の施策でどこを改善すれば良いのかがわかるようになります。その数値化にはQRコードを使います。

QRコードは品番読み取りなどの業務的用途にとどまらず、クーポン券やチラシなどのオフラインコンテンツからWebへの導入ツールとして多用されています。
スマホでは打ちにくい長いURLも、入力不要になるので大変便利です。

またオンラインへの導線としてQRコードを活用すれば、チラシからの反応について効果測定が可能です。

Google社が提供するGoogle Analyticsを使えば、費用をかけずに、どの媒体からアクセスがあったかなどを測定することができます。

ここからは、Google Analyticsを使い効果測定をするメリットと測定できる内容、具体的な設定方法についてお伝えします。

QRコードでポスティングの効果測定を行うメリット

ポスティングチラシの反応や効果測定はあやふやになっている企業が多く、「何件ありましたか?」と尋ねると「結構来ましたよ!チラシからかどうかはわからないですけど..」とご返答いただくことが多いです。

しかし、チラシからの反応が何件あったか測定することで、実際の購入や来店に結びついているのかを知ることができます。

結びついていない場合は施策ごとのユーザーの反応を数値として客観的に見て、原因はどこにあるのかを考えることもできます。

購入や来店に結びつかない原因

・チラシ
・配布することそのもの
・配布エリア
・推移先のWebサイト
・窓口対応
・営業クロージング

Google Analyticsでなにがわかるのか?

Google Analyticsはホームページのアクセス解析ツールです。

多くの企業ページで採用されているアクセス解析ツールで、Webサイト閲覧者の動向が記録されています。
そのため「いつどこからアクセスがどれだけあり、どれだけの結果をもたらしたのか」が一目でわかります。

ポスティングの効果測定には、次の2つを主に使用するのがおすすめです。

アクセス解析

チラシのQRコードをユーザーが読み込むことで「チラシ経由のユーザー数」がわかります。
またチラシデザインやクーポン、キャンペーンごとにそれぞれ別のQRコードを挿入することで正しい反応率が計測でき、次回の施策に活かすことができるようになります。

ユーザーの行動

チラシからQRコードを読み込んだユーザーの行動を記録できます。

ユーザー行動の例

・スマホで電話をした
・メールフォームで問合せをした
・商品を購入した
・サイト内の特定のページにアクセスした
・成果につながらずにWebサイトから離脱した

Google Analyticsで解析できるQRコードの設定方法

Google Analyticsにアカウント登録している前提になりますが、QRコードの設定方法を順に説明します。

パラメーターを設定したURLを作成する

まず、ユーザーがどのチラシを見てアクセスしたかの設定をするため、QRコードにするURLにパラメーターを付与します。
パラメーター部分には「なにを見たか」の情報を入力します。

Google社公式ツール「Campaign URL Builder」サイトでパラメーターを付与したURLが作成できます。

※パラメーター付URLは、作成ルールが分かれば上記サイトにアクセスしなくても自分で作成可能です。

QRコードを作成する

パラメーターが付いたURLを、QRコード作成サイトへコピー&ペーストしてQRコードを作成します。
無料でQRコードを作成できるツールは多数提供されていますが、「QRのススメ」「クルクルManager」がおすすめです。

できあがったQRコードを画像保存してください。

QRコードをチラシに配置する

保存したQRコードを、クーポンやDM・チラシに配置します。これで準備完了です。

Google Analyticsでの反応確認方法

ポスティングした後は、次に紹介する方法で効果測定を行いましょう。

どの媒体から流入したか

Google Analyticsのレポートメニューから、集客、トラフィック獲得の順に選択し、セッションの参照元/メディアの項目を選択します。

例となる画像では「saleDM」のQRコードを読み込んでアクセスした場合のパラメーターを設定したので、そのQRコードを読んだユーザーの数値が表示されています。

次に、選択項目をセッションのキャンペーンに変更します。

ここでは、いつのsaleDMから流入したかが分かります。
今回はCampaign URL Builderで設定したキャンペーンコード「200731」が表示されています。

よく通販の折り込み広告等で「期間限定でお安くします!ただし7月31日の〇〇新聞朝刊チラシを見た、とオペレーターにお知らせ下さい!」というフレーズがありますが、こちらはそのような測定を自動でやってくれている項目です。

流入したユーザーの行動

表を横にスクロールすると、コンバージョン欄が表示されます。
Google Analyticsで別途コンバージョンの設定をすれば、上図のようにsaleDMの200731号から流入したユーザーが、スマホから電話する行動を取ったという結果が表示されるようになります。

あらかじめ、スマホからの電話や問合せページ、購入ページへのアクセスを目標としてWebサイトにコンバージョンタグを設定し、更にGoogle Analyticsでも設定をすることで、該当のQRコードから流入したユーザーの行動が詳細に分かります。

Google Analyticsのアカウントがない場合

Google Analyticsのアカウントがなく、新たに作るのはちょっと…という場合は、先ほどQRコード作成ツールとしてご紹介した「クルクルManager」で簡単に効果測定が可能です!

設定方法はこちらから

まとめ

今回はGoogle Analyticsを活用した、ポスティングの効果測定についてご紹介しました。

Google Analyticsを使えば、ポスティングチラシからWebを読み込んだユーザー数や、実際のゴール(問い合わせや購入)に到達したユーザー数の測定が可能になります。

そのためどの施策が良かったか、根拠をもって次回の施策を考えることが可能になります。

今の時代チラシなどの紙媒体で直接コンバージョンするのは稀となり、最終的にはWebサイトへの誘導を目的としているチラシがほとんどです。

パラメーターを付与したQRコードからWebに導くことでチラシからアクセスしたユーザーを追跡することが可能となり、計測データが得られるようになるので、せっかくポスティングをするならぜひやってみてくださいね。

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