第1次商圏と第2次商圏という言葉をご存知でしょうか。
第1次商圏とは、徒歩でおよそ5分から10分の範囲にある地域を指します。
これに対して第2次商圏は、自転車や車でおよそ5分から10分の範囲にある地域を意味します。
この商圏の違いを意識するだけで、マーケティング手法を整理することができます。
それぞれの商圏の有効な施策は次の通りです。
第1次商圏:ポスティング
第2次商圏:WEB
今回は、商圏ごとのマーケティングの違いについて紹介します。
第1次商圏のマーケティング手法
第1次商圏はお店の近隣ということもあり、ライバルに絶対に負けてはならない地域です。
すぐそこのお客様に対してはプッシュ広告で確実に反響を得る戦略が重要なので、確実に見込み客の手元に届くポスティング広告が一番最適な広告手段です。
ただ配ればいいというわけではなく、戦略的なチラシ制作が重要です。
第1次商圏の住民に対して
- どんな魅力的なオファーを出すか
- どんなデザインで世界観を伝えるか
- どんなコミュニケーションを取りたいのか
などを考え戦略的に練られたチラシは、現在のSNS時代でも大きな反響が得られます。
第2次商圏のマーケティング手法
第2次商圏はやや商圏が広がるので「わざわざ」出向く必要性を感じさせるプル型の広告が有効です。
・Googleで検索した方
・Instagramを見ている方
・YouTube、TikTokを見ている方
こうした媒体を見ている方に対してWEB上に網を張り巡らせて、価値を伝える必要があります。
ただし、注意すべき点があります。
それは集客を設計する順番です。
集客の仕組み作りは家作りと似ています。
WEBという土地の上でまずは土台となる基礎を作ることが重要です。
この基礎となる部分は業種によって違いますが、多くの業種ではMEOやSEO、Google広告といったGoogleを活用した集客方法です。
順番に注意しながら設計することで、自動集客に繋げることができます。
自動集客の仕組みを作るとビジネスは安定し、仕事にやりがいを感じ、他者への貢献の気持ちも芽生えてきます。
この状態を作ることができたらSNSの出番です。
SNSは集客ツールでもありますが、共感や世界観を伝えるツールでもあります。
今の時代「共感」が得られないと、消費者は購入に至りません。
SNSの中で特に第2次商圏に相性が良いのはInstagramで、第2次商圏の方に対してピンポイントで情報を届けることができます。
ただ、自社のサービスを発信するだけではユーザーからの共感を得ることはできないので
「我々は何の専門家なのか?」
「情報をお届けしたい方は誰なのか?」
を考えて情報発信をしていきましょう。
まとめ
ここまで、第1次商圏と第2次商圏それぞれへのアプローチ方法をご紹介しました。
チラシのポスティングもWEB集客・SNS運用も、少なくないコストがかかります。
より反響が得られる可能性の高いターゲットに、より効果的なアプローチを試みるために商圏をわけた施策を行ってみてください。