コンビニでレジに並んでいる時に、レジ横にある商品を手に取ったことはありませんか?

「ご一緒にいかがですか?」と言われてないのにふと買ってしまいますよね。
これも行動経済学に基づいたマーケティング手法の一つです。

コンビニ以外のサービスでも、このように売り込みせず多くの方に選んでもらえるような誘導を作ることが可能です。

チラシにちょっとした工夫を施すだけで、顧客を動かす「モテチラシ」に変わります。

今回はチラシの反響がイマイチだなと感じてる方向けに、「モテチラシ」を作るために最適な「ナッジ理論」をご紹介します。

「ナッジ理論」は顧客を促す施策

ナッジ(nudge)には「肘で小突く」「そっと押す」という意味があります。
ナッジ理論は人々の行動を強制するのではなく、自発的に望ましい行動を選択するように促す行動経済学の一つです。

ナッジ理論を活用することで顧客の行動を自然と促すことができます。

その効果は大きく分けて3つあります。1つずつご紹介します。

顧客の行動を自然に促す「3つの効果」

その1.同調効果

なにかを決定するときや行動をするときに、他人の行動に影響されてしまうことを同調効果と言います。
人は周りと同じ意見を持ったり、行動することによって安心します。

同調効果を使ったチラシ戦略は口コミアピールが有効です。

こちらは美容サロンのチラシです。
ポータルサイトの口コミを掲載し安心感を与えています。

チラシを受け取った方が次に行動を取るのは「Webで調べる」です。
特にGoogle口コミを集める施策はぜひやっていただきたいものの1つです。

お問い合わせいただいた理由でダントツ多いのが「口コミが良かったから」です。

人の気配がある店内写真や行列の写真を掲載するのもおすすめです。
人間は、「人が多く集まる=流行っている」と感じ、行列ができるお店はさらに流行します。

その2.スノップ効果

「みんなが持っていないものを選びたい!」という心理効果です。
他者との差別化、自分だけの特別感が消費行動につながります。

スノップ効果にはチラシ限定のサービスが当てはまります。

スノップ効果を使ったチラシコピー

「限定品〇〇が買えるのはここだけ!」
「先着10名様限定!」
「残り○点…!◯月◯日申込締切 なくなり次第終了」

ポイントは、多くの人が手にすることができないと感じ取れる書き方をすることです。
あえて少人数を対象としたり、販売個数を少なくしたりするのも効果的です。

その3.ハロー効果

ハロー効果は、ある対象を評価するとき、その一部の特徴的な印象に引きずられて全体を評価してしまう心理効果です。

具体的には、良い実績や数字を提示することで良い先入観を持ってもらえる手法です。

ハロー効果を使ったチラシコピー

「#SNSフォロワー数が〇万件」
「〇〇美容クリニック〇〇先生監修」
「有名インフルエンサーが使用」
「〇秒に1個売れています」
「Amazonランキング〇ヶ月連続1位!!」

この効果を使うポイントは「なんだか良さそうだ」と思わせることです。

ナッジ理論を活用して顧客を動かすチラシ作りを

以上、チラシに使える効果3選をご存知でしたでしょうか?

ナッジ理論を取り入れることで、顧客を自然と動かすチラシを作ることができます。

口コミなどが重視され、ユーザーの意思決定が周りからの影響を受けやすくなっている昨今、ナッジ理論は新規ユーザー獲得に有用性があります。

チラシだけではなく、SNSやLPにも使えるのでぜひ取り入れてみてください。

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