全国合わせて100万部以上の配布を行った大型ポスティング案件の事例を集めたデータラボです。業界ごとの工夫点や成果について、公開できる範囲で記載しております。
食品通信販売業界の事例
概要
部数/月 | 1,000万部 |
大きさ | B5チラシ |
目的 | 当時の流入層とは異なる属性からの購入促進 |
課題 | WEB広告・地方局のCM・新聞折込では届かない層へのリーチ |
商圏 | 全国 |
工夫点
現在は毎月全国規模でのポスティングを実施していますが、商材を毎月変えることで、同商材の連続投下による疲弊を上手くコントロールしています。
結果
獲得CPAをエリアによって2,000~3,000円程度改善。新聞折込やTVで取れていなかった40~50代の層が多く獲得できた。都心部よりも、東京の都下エリアや仙台エリアなどが反響としてもよい結果となった。
ポスティング専門家:株式会社RIPS坪佐代表の見解
折込を使うかポスティングを使うかについての私見ですが…折込は配布単価が全国ほぼ一律なので、人口密度が低く、ポスティングでは単価が割高になるエリア向けです。
特に、地方政令指定都市以外で、購読率がずぬけて高い地方新聞が存在するエリアがおすすめ。たとえば仙台は政令指定都市ですが、河北新報が強いエリアとして有名です。
一方で、ポスティングはとにかく人口密度が高く、折込の平均単価を配布コストが下回るエリア向け。
東京は電車で新聞を読む人もほとんど見なくなりましたし、今は折込よりポスティングのほうが有効だといえるでしょう。
貴金属買取業界の事例
概要
部数/月 | 200万部 |
大きさ | B4チラシ |
目的 | 買取件数の向上 |
課題 | 折込でのリーチ数減少の対策 |
商圏 | 全国の店舗周辺地域 |
工夫点
折込とポスティングを併用し、店舗周辺のみに集中投下することで、密度高くエリアにアプローチを行っています。
結果
仙台・町田など、特定の特徴を持つエリアで反響が特に高く出ることを確認。反響が高いエリアの特徴から、郊外の分譲住宅に住んでいる世帯年収が平均以上ある家庭を主要ターゲットとすべきという仮説が立ち、今後の訴求に活かす予定。
カルチャースクール業界の事例
概要
部数/月 | 200万部 |
大きさ | A4チラシ |
目的 | プログラミング体験教室の集客の向上 |
課題 | WEBを強化している競合との差別化 |
商圏 | 全国の店舗周辺地域 |
工夫点
即効性ある集客を目指し、夏休み体験案内を「チラシ限定」「期間限定」で訴求した。また、入学時に通常の入学費と教材費を無料にすることで、通期契約が一気に伸びた。
結果
CPAは28,000円程度(CVR0.19%)。競合がWEB施策に打って出ていたので、ポスティングに集中したところ、見事に当たった印象。Google口コミやInstagramに流れてもらう動線を意識したのも、効果が出た要因かと考えている。